📥 NHKマイルカップ2026_スクリーニングv2.mdを保存

第31回 NHKマイルカップ 2026 スクリーニング結果

開催: 2026年5月10日(日) 東京11R 芝1600m(A) / 18頭立て / 3歳G1 目的: 過去10年勝利分析(必須9条件)と荒れる構造分析(傾向)の双方向クロスリファレンス


0. 必須9条件 全頭スクリーニング表

馬名 ①新馬1着 ②前走重賞 ③前走≤5着 ④前走補≥80 ⑤PCI≥RPCI ⑥前3F≤35.7 ⑦キャリア≤6 ⑧距離14/16/20 ⑨ZI前置
1 リゾートアイランド × × × × 5/9
2 ユウファラオ × × ×(10戦) 6/9
3 オルネーロ ×(L) 欠損 7/9
4 カヴァレリッツォ ×(13) × 7/9
5 ギリーズボール 9/9
6 ジーネキング × ×(8戦) 7/9
7 ダイヤモンドノット × ×(7戦) 7/9
8 ローベルクランツ × ×(1800) 7/9
9 サンダーストラック ×(12) × × 6/9
10 エコロアルバ ○(82※) 9/9
11 アドマイヤクワッズ ×(15) × 7/9
12 アンドゥーリル × ×(8) × × 5/9
13 ハッピーエンジェル ×(9) × × 6/9
14 バルセシート 9/9
15 レザベーション ×(止) 8/9
16 アスクイキゴミ 9/9
17 ロデオドライブ 9/9
18 フクチャンショウ ×(5着) 8/9

9条件完全該当: ⑤ギリーズボール / ⑩エコロアルバ / ⑭バルセシート / ⑯アスクイキゴミ / ⑰ロデオドライブ 8条件該当(要検討): ⑮レザベーション(①新馬中止) / ⑱フクチャンショウ(①新馬5着)

※ ⑩エコロアルバの前走補正タイム82はタイムランクCSVから確認(朝日杯フューチュリティS2025/12/21時点)。出馬表TGX直前列の「( 0)」は中19週超休み明けでの再計算保留値であり、前走時点の補正タイムは別物。


1. 9条件完全該当馬の精査

⑰ ロデオドライブ(牡3 / レーン / 辻哲英 / 父サートゥルナーリア)

前走: NZT(G2) 1人気2着 / 1600m / 上3F33.9 / 4角3 / PCI55.1>RPCI53.2 / TGX89

評価軸 プラス マイナス
必須9条件 9/9完全該当
配点要素 前走1-3人気・前走補84以上 2歳G1経験なし
荒れる構造 4角3(中団前=勝率17.4%最高ゾーン) / 上3F33.9 / 前走人気下落の余地 NHKマイル1番人気は複勝率40%(凡走4回)
騎手 東京芝1600m レーン48.2%
TGX 89(出走馬最高タイ)
キャリア 3戦の伸びしろ・新馬1着

判定: 必須9条件・配点・適性すべてで穴がない。最大のリスクは「当日1〜2番人気を背負う」構造的逆風のみ。


⑯ アスクイキゴミ(牡3 / 戸崎 / 藤原英昭 / 父ロードカナロア)

前走: チャーチC(G3) 5人気1着 / 1600m / 上3F33.7 / 4角2 / PCI57.5>RPCI56.5 / TGX83

評価軸 プラス マイナス
必須9条件 9/9完全該当
配点要素 前走1-3人気外→人気上昇予想(逆指標) / 前走補84未満(83) 2歳G1経験なし(キャリア2戦)
荒れる構造 4角2(中団前=勝率17.4%最高ゾーン) / 上3F33.7 前走1着馬は複勝率5.6%の超逆指標 / 前走5人気→今走人気急騰の構造逆風
騎手 東京芝1600m 戸崎38.1%
TGX 83 出走馬中位レベル
キャリア キャリア2戦の最大伸びしろ / 父ロードカナロア(複勝23.5%)

判定: 必須条件は完璧だが、傾向分析の最大警告「前走1着馬は信用しない」に直撃。キャリア2戦の未知数性は両刃。


⑩ エコロアルバ(牡3 / 横山和生 / 田村康仁 / 父モズアスコット)

前走: フューチュリティS(G1) 3人気4着 / 1600m / 上3F34.7 / 4角8 / PCI51.7>RPCI49.8 / 補正タイム82(タイムランク確認)

評価軸 プラス マイナス
必須9条件 9/9完全該当
配点要素 2歳G1朝日杯FS 4着の経験あり(配点プラス) / 前走1-3人気(3人気) / 前走補84未満(82)
荒れる構造 「前走4着=黄金圏(複勝率34.8%)」の唯一直撃馬 / 前走PCI51.7は標準ゾーン48-55 / 前走人気下落の余地大 間隔[+]=休み明けZI割引対象(中19週超) / 4角8で中団後ろ
騎手 東京芝1600m 横山和生9.7%/19.5%/25.7%
父系統 モズアスコット(出走3頭未満でデータ不足)
キャリア キャリア3戦の伸びしろ / 新馬1着
注目点 9条件完全該当馬5頭の中で唯一「前走4-5着黄金パターン」を持つ馬

判定: 朝日杯FS時点の補正タイム82をタイムランクから補完すれば必須9/9完全該当。「前走4着」は過去10年勝利傾向で2位の好走パターン(複勝率34.8%)。直行ローテについて: 過去10年で朝日杯FS→NHKマイル完全直行は2頭のみ(セリフォス2022・1人気4着0.3差/シャドウアプローチ2016・13人気10着0.5差)で勝利例こそないが、セリフォスは1人気を背負って僅差4着=能力的には十分通用を示している。サンプル数2の限界を踏まえると、直行ローテを根拠に「即消し」とするのは過小評価。エコロアルバは朝日杯4着で当日上位馬と0.3秒差、朝日杯5着のリアライズシリウスが皐月賞4人気2着0.2差を記録した世代戦のレベル感を考慮すれば、能力評価は高水準。詳細は§4の朝日杯組分析を参照。


⑭ バルセシート(牡3 / 北村友一 / 松下武士 / 父キズナ)

前走: チャーチC(G3) 3人気3着 / 1600m / 上3F33.5 / 4角10 / PCI59.1>RPCI56.5 / TGX80

評価軸 プラス マイナス
必須9条件 9/9完全該当
配点要素 前走1-3人気 / 前走補84未満(80) 2歳G1経験なし
荒れる構造 前走3着(複勝率17.4%) / 上3F33.5 / PCI59.1は出走馬中で2位の差し脚質指標 4角10(後方=2-3着拾い専門・勝率2.0%)
騎手 東京芝1600m 北村友一12.5%(下から2位)
キズナ産駒は過去10年複勝率50%(0-2-0-2/4)
TGX 80(必須条件ギリギリ)

判定: 上がり質と父系統は最高クラス。ただし「後方一気は3着拾い」構造と弱騎手のダブル逆風。3着候補としての価値が高い


⑤ ギリーズボール(牝3・55kg / 西塚洸二 / 手塚貴久 / 父エピファネイア)

前走: フィリーズR(G2) 10人気1着 / 1400m→1600m延長 / 上3F34.2 / 4角10 / PCI51.8>RPCI48.2 / TGX82

評価軸 プラス マイナス
必須9条件 9/9完全該当
配点要素 牝馬55kg別定有利 前走1-3人気外(10人気) / 前走補84未満 / 2歳G1経験なし
荒れる構造 前走1着馬は複勝率5.6% / 前走10人気1着→今走人気急騰の最大逆風 / 4角10後方
父系統 エピファネイア産駒は過去10年で0-0-0-8(複勝率0%)の鬼門
騎手 東京芝1600m 西塚洸二0-0-1/9(11.1%)

判定: 必須条件はクリアするが、構造的・父系統・騎手の三重逆風。通過点として該当しただけで、配点・適性スクリーニングでは下位


2. 8/9条件該当馬の精査

⑱ フクチャンショウ(牡3 / 横山武史 / 加藤征弘 / 父イスラボニータ)

前走: ファルコンS(G3) 4人気3着 / 1400m→1600m延長 / 上3F33.5 / 4角7 / PCI54.1>RPCI50.0 / TGX80

未達条件: ① 新馬1400m 5着デビュー(必須条件破り)

全戦績(注目すべき堅実性)

日付 レース 距離 人気 着順 上3F 4角
250614 新馬 1400 5 5 35.9 4
250628 未勝利 1200 5 2 34.7 3
250914 未勝利 1200 2 1 34.2 5
251108 京王杯2歳S(G2) 1400 8 2 33.5 10
260131 クロッカスS(L) 1400 2 3 33.5 6
260321 ファルコンS(G3) 1400 4 3 33.5 7

堅実性指標: - 着別度数: 1-2-2-1-0-0 / 6戦 - 連対率50.0% / 複勝率83.3%(新馬5着以外5戦すべて掲示板) - 上3F=33.5を3戦連続マーク(京王杯2歳S/クロッカス/ファルコン) → 直線勝負で安定した末脚 - 京王杯2歳S(G2) 8人気2着 = 単勝40倍級でG2連対の地力証明

評価軸 プラス マイナス
配点要素 前走1-3人気近接(4人気) / 前走補80ぴったり 2歳G1経験なし
荒れる構造 前走ファルコンS 1400→1600延長は過去10年で2勝・3着内4頭の最大穴ゾーン / 前走3着=NHKマイル過去10年複勝率17.4% / 上3F33.5
堅実性 6戦中5戦掲示板の高い堅実性 / 上3F33.5の連続性 / 京王杯2歳S 8人気2着の地力証明データ
騎手 東京芝1600m 横山武史31.5%
キャリア キャリア6戦目(必須条件ギリギリ)

ファルコンS延長組 過去10年3着以内の前走着順分布

着順 馬名 当人気 前走着順 京王杯2歳S
2020 1着 ラウダシオン 9 2着 未出走
2021 3着 グレナディアガーズ 1 2着 1着
2024 3着 ロジリオン 10 5着 未出走
2025 1着 パンジャタワー 9 4着 未出走
2026 ? フクチャンショウ ? 3着 2着(8人気)

判定: 前回記載した「過去10年勝利の3頭」は誤り。ファルコン延長組の勝ち馬は2頭(ラウダシオン2020・パンジャタワー2025)、3着馬2頭(グレナディアガーズ2021・ロジリオン2024)が正しい。

ファルコンS組×前走3着は過去10年で前例なし(過去好走例の前走着順は2着・2着・4着・5着)。ただしフクチャンショウは京王杯2歳S(G2) 8人気2着の地力証明データという独自の強みを持つ — ファルコン組3着内4頭中、京王杯2歳S出走経験者はグレナディアガーズ2021(1人気3着)のみで、京王杯2歳S2着以上の地力を持ってファルコン組として臨むのは10年で2頭目の希少パターン。

新馬5着の必須条件破りは事実だが、デビュー戦5着以降の5戦連続掲示板・上3F33.5の連続マークは「叩き上げの堅実性」を示す。当日の人気は10〜13番人気級が想定され、ラウダシオン(9人気1着)・パンジャタワー(9人気1着)的な人気薄激走の射程内。

「3着拾い候補」から「人気薄激走の射程内に入る穴馬」に評価上昇。複系・3連系のヒモ必須、人気10番台後半なら3連単フォーメーションの2-3着固定や単複の押さえも検討余地あり。


⑮ レザベーション(牡3 / 原優介 / 松下武士 / 父ダノンプレミアム)

前走: NZT(G2) 6人気1着 / 1600m / 上3F34.2 / 4角2 / PCI53.7>RPCI53.2 / TGX89

未達条件: ① 新馬1800m 競走中止(不出走扱い)

評価軸 プラス マイナス
配点要素 前走1-3人気外(6人気)→人気下落構造の典型 / 前走補84以上(89) 2歳G1経験なし
荒れる構造 TGX89最高タイ / 4角2(ベスポジ) / 上3F34.2 / 前走6人気で勝った人気薄激走パターン(シャンパンカラー2023の7人気3着と類似) 前走1着馬は複勝率5.6% / 前走6人気→今走人気急騰の逆風
騎手 東京芝1600m 原優介0-2-4/106(5.7%・最下位級) / 出馬表HTML確認で原優介継続騎乗確定

判定: 能力評価は最高クラスだが、騎手は原優介継続騎乗が確定(出馬表HTML/CSV双方一致)。TGX89(出走馬最高タイ)と、騎手の東京芝1600m複勝率5.7%という能力・適性のギャップが構造的リスク。NZT(G2)1着で実績は示しているが、その勝利は中山1600mで原優介の中山実績は別物。東京1600mの直線勝負・最後の3F勝負において、過去10年勝率0%・複勝率5.7%の騎手で能力を出し切れるか疑問。前走NZT 6人気1着の急成長パターン(シャンパンカラー2023類似)を能力面では支持できるが、騎手不利と新馬不出走の二重マイナスでCランク評価が妥当


3. 過去10年傾向との総合クロスリファレンス

3-1. 前走着順マトリクス

前走着順 過去10年複勝率 該当馬
1着 5.6%(逆指標) ⑤ギリーズボール / ⑦ダイヤモンドノット / ⑮レザベーション / ⑯アスクイキゴミ / ③オルネーロ
2着 34.4% ⑧ローベルクランツ / ⑰ロデオドライブ / ②ユウファラオ
3着 17.4% ⑥ジーネキング / ⑭バルセシート / ⑱フクチャンショウ
4-5着 34.8%(黄金) ⑩エコロアルバ(4着)
6-9着 10.3% ⑫アンドゥーリル(8) / ⑬ハッピーエンジェル(9) / ①リゾートアイランド(9)
10着以下 6.1% ④カヴァレリッツォ(13) / ⑨サンダーストラック(12) / ⑪アドマイヤクワッズ(15)

注目: 前走4-5着の黄金圏は⑩エコロアルバ1頭のみ(必須9条件完全該当馬の中で唯一)。

3-2. 前走レース別

前走レース 過去10年勝率 該当馬
桜花賞(G1) 10.0% (なし)
皐月賞(G1)→2000短縮 17.6%(最高) ④カヴァレリッツォ / ⑪アドマイヤクワッズ ※両者前走着順×
弥生賞(G2) 50.0%(2頭中1勝) (なし)
毎日杯(G3)1800 0.0%(2着拾い専門) ⑧ローベルクランツ
アーリントン(G3) → チャーチC(G3) 3.1% ①リゾートアイランド/②ユウファラオ/⑨サンダーストラック/⑫アンドゥーリル/⑭バルセシート/⑯アスクイキゴミ
NZT(G2) 4.9% ⑥ジーネキング/⑮レザベーション/⑰ロデオドライブ
ファルコンS(G3)→1400延長 8.0%(穴頻発) ⑦ダイヤモンドノット / ⑬ハッピーエンジェル / ⑱フクチャンショウ
フィリーズR(G2) データなし ⑤ギリーズボール
クロッカスS(L) データなし ③オルネーロ
フューチュリティS(G1) データなし ⑩エコロアルバ

注目: NZT組3頭(ジーネキング/レザベーション/ロデオドライブ)が同舞台3着以内集中。前走NZTで1〜3着→今走で再対決という直接対決構造が今年の特徴。

3-3. 4角通過位置(勝率順)

4角位置 勝率 該当馬
4角中団前(4割以内) 17.4%(最高) ⑯アスクイキゴミ(2)/⑰ロデオドライブ(3) / ⑮レザベーション(2)/⑧ローベルクランツ(2)/⑫アンドゥーリル(4)/⑦ダイヤモンドノット(4)
4角3-4番手 5.7% ⑬ハッピーエンジェル(3)/③オルネーロ(5)/⑥ジーネキング(5)/①リゾートアイランド(6)
4角中団後 2.0% ⑱フクチャンショウ(7)/⑩エコロアルバ(8)/⑨サンダーストラック(8)
4角後方 2.9%(3着拾い) ⑭バルセシート(10)/⑤ギリーズボール(10)
4角1番手(逃げ) 0.0%(完全消去) ②ユウファラオ(1)※14人気→2着の特殊ケース

重要: ②ユウファラオは前走逃げ。過去10年で前走4角1番手は0/15で複勝率0%の絶対消去ゾーンに該当。

3-4. 父系統

過去10年実績 該当馬
ダイワメジャー 18.2%/54.5% (なし)
キズナ 0.0%/50.0%(複系) ⑭バルセシート
ロードカナロア(直仔) 5.9%/23.5% ⑨サンダーストラック / ⑯アスクイキゴミ
サートゥルナーリア(父ロードカナロア・キンカメ系) データ不足(初代産駒世代) ④カヴァレリッツォ / ⑫アンドゥーリル / ⑰ロデオドライブ
ディープインパクト 7.1%/14.3% (該当なし、母父が多い)
エピファネイア(ロベルト系) 0.0%(0/8)鬼門 ⑤ギリーズボール
その他(出走3頭未満) データ不足 他全頭

キンカメ系ロードカナロアラインの集中: 出走18頭中5頭がキンカメ系・ロードカナロアライン(④⑨⑫⑯⑰)。父父ロードカナロアの複勝率23.5%実績を継承可能性。同系統の集中は珍しい。


4. 朝日杯FS組4頭の特別分析

今年の朝日杯FS(2025/12/21)上位4着以内が全員NHKマイル出走という珍しい構造。各馬の朝日杯時点・以降の調子・東京1600m適性を整理。

4-1. 朝日杯FS当日の各馬データ

馬名 当日人気 着順 4角 上3F PCI 馬体重 騎手 脚質判定
④カヴァレリッツォ 2 1着 8 34.3 53.0 482kg デムーロ 中団差し
⑦ダイヤモンドノット 5 2着 1 35.1 49.5 472kg ルメール 逃げ
⑪アドマイヤクワッズ 1 3着 8 34.6 52.1 478kg 坂井 中団差し
⑩エコロアルバ 3 4着 8 34.7 51.7 474kg 松山 中団差し

4-2. 朝日杯後の調子推移

馬名 朝日杯後ローテ 当日着順 馬体推移
④カヴァレリッツォ 朝日杯1着 → 皐月賞 13着(2000m凡走) 482→482kg
⑦ダイヤモンドノット 朝日杯2着 → ファルコンS 1着(1400短縮で復活) 472→474kg(+2)
⑪アドマイヤクワッズ 朝日杯3着 → 弥生賞→皐月賞 3着→15着 478→480→482kg(+4)
⑩エコロアルバ 朝日杯4着 → 直行(中19週超) 474kg→当日不明

4-3. 過去10年朝日杯FS経験者→NHKマイル勝利の前走ローテ(極めて重要)

馬名 朝日杯結果 NHKマイル直前ローテ 中間レース数
2016 メジャーエンブレム 阪神JF 1着 桜花賞 4着 1戦
2018 ケイアイノーテック 朝日杯 4着 NZT 2着(アイビー→きさらぎ→NZT) 3戦
2019 アドマイヤマーズ 朝日杯 1着 皐月賞 4着(共同→皐月) 2戦
2022 ダノンスコーピオン 朝日杯 3着 アーリン 1着(シンザン→アーリン) 2戦
2024 ジャンタルマンタル 朝日杯 1着 皐月賞 3着(共同→皐月) 2戦

過去10年で「朝日杯FS→NHKマイル完全直行」で勝った馬は0頭。ただしサンプル数の少なさを考慮する必要あり。

朝日杯FS→NHKマイル完全直行馬の戦績(過去10年で2頭のみ)

馬名 朝日杯結果 NHK人気 着順 着差 4角 上3F 解釈
2022 セリフォス 1着 1 4 0.3 5→6 34.6 1人気で僅差4着=能力は通用
2016 シャドウアプローチ 4着級 13 10 0.5 9→9 34.8 元から人気薄、想定内の凡走

重要解釈: サンプルは2頭のみで「直行勝利0頭」という過去10年データだけで完全直行ローテを否定するのは過小評価。セリフォス2022は朝日杯1着→直行で1番人気4着0.3秒差 — 1人気を背負ってG1馬の力を示し、僅差で着外という結果は「直行でも能力的には十分通用する」証拠。シャドウアプローチ2016は元から人気薄で想定内の凡走だが、それでも10着まで来ている(4角9→9のロスの大きい走りで)。

直行ローテは過去10年で勝利例こそないが、能力次第では十分馬券圏内に入る射程。エコロアルバ評価において「直行=即消し」とすべきではない。

朝日杯組のレベル(傍証データ)

4-4. 各馬の東京1600m適性評価

④カヴァレリッツォ(朝日杯1着) - 朝日杯1着の能力評価は過去10年最強パターン(アドマイヤマーズ/ジャンタルマンタルと同格) - ローテも「朝日杯1着→皐月賞」でアドマイヤマーズ・ジャンタルマンタルと一致 - ただし皐月賞13着で「皐月3〜4着→NHKマイル1着」の好走パターンから明確に外れた - 朝日杯時の脚質(4角8からの差し)は東京1600m向き - 父サートゥルナーリア(ロードカナロア産駒・キンカメ系) — 父父ロードカナロアはNHKマイル過去10年で複勝率23.5%(1-2-1-13/17)。父サートゥルナーリア自体はNHKマイル種牡馬成績データなし - 馬体維持(482kg)で大崩れではない - 必須③前走着順×だが、皐月賞は中山2000mで距離・コース不適。1600mに戻れば朝日杯1着の能力が復活する可能性は構造上残る — ただし必須9条件のフィルターでは外れる

⑦ダイヤモンドノット(朝日杯2着) - 朝日杯後ファルコンS1着で復活を演出 - 朝日杯時は4角1番手の逃げで2着 → 過去10年NHKマイル前走4角1番手は0/15の絶対消去ゾーン - 父ブリックスアンドモルタル(米マイラー系)で東京1600m適性◎ - 必須⑦キャリア超過(7戦)+過去10年逃げ馬消去パターン直撃の二重マイナス

⑪アドマイヤクワッズ(朝日杯3着) - 朝日杯3着の同格パターンはダノンスコーピオン2022(朝日杯3着→アーリン1着→NHKマイル1着) - ただしアドマイヤクワッズは弥生賞3着→皐月賞15着で2000m路線で凡走続き - 馬体は478→482kg(+4)で増加傾向、太め残りの可能性 - 父リアルスティール(ディープ系)で東京1600m適性◎、距離戻しで復活の余地あり - 必須③前走着順×でフィルター外

⑩エコロアルバ(朝日杯4着) - 朝日杯4着の同格はケイアイノーテック2018(朝日杯4着→アイビー→きさらぎ→NZT2着→NHKマイル1着) - 過去10年で「朝日杯FS→NHKマイル完全直行」サンプルは2頭のみで0勝、ただしセリフォス2022が1人気4着0.3差で能力を示している - 朝日杯時の脚質(4角8からの差し)は東京1600m向き - 父モズアスコット(米系)・母父フレンチデピュティで適性は不明だが、母系米血統は東京1600mで悪くない - 必須9条件は満たし、配点要素も「前走4着=黄金圏」という強力な傾向適合 - 朝日杯1〜4着組の中で唯一フィルター内に残る馬で、エコロアルバ自体が朝日杯4着0.3秒差というレース内容(セリフォス2022の朝日杯1着組と当日0.5秒差) - 直行ローテのリスクは存在するが、サンプル2頭でこれを根拠に否定するのは統計上過小評価 - 当日の馬体重が朝日杯時(474kg)からどう変化しているかが最重要判断材料

4-5. 朝日杯組総合評価

過去10年データから導かれる結論(直行馬データ追記後の再評価):

  1. 朝日杯FS出走経験者の能力評価は高い — 過去10年勝ち馬10頭中7頭が朝日杯FS出走経験者(着順不問)
  2. 朝日杯→NHKマイル完全直行サンプルは過去10年で2頭のみ — 0勝だがセリフォス2022が1人気4着0.3差で能力は通用、シャドウアプローチ2016は元から人気薄で10着。サンプル数2の限界を踏まえると「直行=不可」と切るのは過小評価
  3. 能力面では今年の朝日杯1〜3着組(カヴァレリッツォ/ダイヤモンドノット/アドマイヤクワッズ)が最強格 — リアライズシリウス(朝日杯5着)が皐月賞4人気2着0.2差を記録した傍証から、2025年朝日杯FS世代のレベルは高い
  4. エコロアルバは必須条件突破組唯一の朝日杯組 — 直行ローテのサンプル不足により評価は割引が必要だが、セリフォス2022の前例が下支え
  5. ダイヤモンドノットの朝日杯逃げ2着は東京1600mで決定的にマイナス — 過去10年前走逃げ馬は0/15で完全消去
  6. カヴァレリッツォ/アドマイヤクワッズは皐月賞凡走でフィルター外だが能力評価は維持 — 1600m戻り+人気薄での激走可能性は構造上残るが、必須条件破りは穴枠候補に止める

4-6. 【最大の判断ポイント】リアライズシリウス情報がもたらす悩ましさ

リアライズシリウス(朝日杯5着→皐月賞4人気2着0.2差)というデータは、フィルター外の朝日杯1〜3着組(カヴァレリッツォ・アドマイヤクワッズ)の取り扱いを根本から悩ませる。

論点の構造

馬名 朝日杯 直近 必須③ 能力推定
④カヴァレリッツォ 1着 皐月賞13着 × リアライズシリウス(皐月2着)以上のはず
⑪アドマイヤクワッズ 3着 皐月賞15着 × 同等以上のはず
(リアライズシリウス) 5着 皐月賞2着 NHKマイル不出走
⑩エコロアルバ 4着 直行 リアライズシリウスより上のはず

朝日杯当日の各馬とリアライズシリウス(5着)の着差は0.5〜0.8秒。リアライズシリウスが皐月賞でG1馬の力を示している以上、朝日杯1〜4着の能力はそれ以上と推定される。だが必須③前走着順≤5着を破るカヴァレリッツォ・アドマイヤクワッズをフィルター上は切らねばならない

過去10年での皐月賞凡走→NHKマイル巻き返し例

NHK着順 馬名 皐月賞 NHKマイル人気
2016 2着 ロードクエスト 5人気8着 2
2025 2着 マジックサンズ 16人気6着 3

二つの解釈の対立

【A】フィルター厳守派(武豊ルール思想) - 必須③前走着順≤5着を破る馬は本命・軸禁止 - 過去10年データ「皐月10着以下→NHKマイル3着以内0頭」を尊重 - カヴァレリッツォ・アドマイヤクワッズは切る - 「フィルターの境界条件を曖昧にすると誤判定の原因」という運用ルールに整合

【B】能力評価派(リアライズ傍証重視) - 朝日杯1〜3着組は世代別格、距離適性不適での皐月凡走は『環境的敗因』 - カヴァレリッツォ(朝日杯1着)は過去10年最強パターン(メジャー/アドマーマーズ/ジャンタルマンタル)の系譜 - 1600m戻りで朝日杯時の能力が復活する公算は構造上ある - 必須③のフィルター運用を緩めて、能力評価で復活 - ただし過去10年に前例ない巻き返しパターンであることは留保

推奨される運用

フィルター厳守を基本としつつ、能力評価派の論拠を「穴馬枠・複系の押さえ」に反映する:

→ 「リアライズシリウス情報を完全無視」も「フィルターを破棄」もどちらも極端。フィルター運用は維持しつつ、馬券構成で柔軟性を確保するのが過去10年データと能力評価の両立点。


5. スクリーニング総括

5-1. 必須条件+傾向クロスチェックの整合性ランキング

Aランク(必須9/9+傾向適合): - ⑰ロデオドライブ — 9/9完全該当・TGX89最高・4角3好位・上3F33.9・レーン東京1600m48.2%・キャリア3戦。最大の懸念は「1〜2番人気」を背負う構造的逆風のみ。 - ⑩エコロアルバ — 9/9完全該当(補正タイム82をタイムランクで補完)・「前走4着=黄金圏(複勝率34.8%)」を持つ唯一の9条件該当馬。直行ローテはサンプル2頭(セリフォス2022が1人気4着0.3差で能力示現)で勝利例なしだが、母数の少なさを踏まえれば即否定は過小評価。朝日杯1〜4着の高レベル世代戦の上位馬。 - ⑯アスクイキゴミ — 9/9完全該当・4角2好位・キャリア2戦の伸びしろ・戸崎38.1%・父ロードカナロア。リスクは前走1着の複勝率5.6%構造。

Bランク(8/9+強い傾向適合): - ⑱フクチャンショウ — 8/9(新馬5着)。ファルコンS延長組という過去10年穴の頻出パターン(2勝・3着内4頭)に該当。新馬5着以外の5戦すべて掲示板・上3F33.5を3戦連続マーク・京王杯2歳S(G2) 8人気2着の地力証明という堅実性が際立つ。ファルコン組3着内4頭中、京王杯2歳S2着以上の経験を持って臨むのは2頭目の希少パターン(グレナディアガーズ2021に次ぐ)。当日10〜13番人気予想で人気薄激走の射程内。

Cランク(9/9だが傾向逆風): - ⑭バルセシート — 9/9完全該当だが4角10後方差しと弱騎手で「3着拾い」枠。複系専用候補。父キズナ複勝率50%は強い。 - ⑤ギリーズボール — 9/9完全該当だがエピファネイア(0/8の鬼門)+前走10人気1着→人気急騰+下位騎手の三重逆風。必須条件通過点のみ。

Dランク(8/9で傾向不利): - ⑮レザベーション — TGX89最高だが新馬中止・原優介継続騎乗確定(5.7%最下位級)。能力評価と騎手適性の乖離が決定的。

Eランク(必須条件複数未達): - ②ユウファラオ — 前走4角1番手逃げ(0/15の絶対消去)・キャリア10戦超過。 - ⑥ジーネキング/⑦ダイヤモンドノット — キャリア超過(8戦/7戦)。 - ⑧ローベルクランツ — 前走1800m(過去10年勝利0頭)。 - ④カヴァレリッツォ/⑨サンダーストラック/⑪アドマイヤクワッズ/⑫アンドゥーリル/⑬ハッピーエンジェル/①リゾートアイランド — 前走着順×かTGX×。

5-2. 注目すべきシグナル

  1. NZT組3頭の直接対決構造 — ⑥ジーネキング(3着)・⑮レザベーション(1着)・⑰ロデオドライブ(2着)が同舞台同条件で再対戦。過去10年NZT組勝率4.9%は決して高くないが、上位2頭(レザベーション/ロデオドライブ)はTGX89最高タイ。騎手差分: ⑰レーン48.2% vs ⑮原優介5.7%(継続騎乗確定)で東京1600m適性に決定的な開き。

  2. チャーチC組(旧アーリントンC枠)6頭の過剰流入 — ①②⑨⑫⑭⑯の6頭。アーリントンC組過去10年勝率3.1%で人気の落とし穴ゾーンこの6頭から⑭⑯の2頭しか必須条件をクリアしない事実は、6頭中4頭が構造的に消える可能性を示唆。

  3. 前走4-5着黄金パターンは⑩エコロアルバ1頭のみ(必須9条件完全該当馬5頭中) — 朝日杯FS時点の補正タイム82で必須条件すべてクリア。直行ローテは過去10年サンプル2頭で勝利例なしだが、セリフォス2022が朝日杯1着→直行で1人気4着0.3差を記録しており、能力次第では十分馬券圏内。サンプル数2の限界を考慮すべし。

  4. ファルコン延長組3頭(⑦⑬⑱)中、必須条件をクリアするのは⑱フクチャンショウのみ — 過去10年ファルコン組好走例の前走着順は2着・2着・4着・5着で、フクチャンショウの前走3着は前例なし独自。ただし京王杯2歳S(G2) 8人気2着の地力証明・5戦連続掲示板・上3F33.5の3戦連続マークという堅実性で、ファルコン組としては10年で2頭目の高地力候補(グレナディアガーズ2021に次ぐ)。

  5. ロデオドライブ vs アスクイキゴミの構造比較 — 両馬とも4角中団前でキャリア浅めの同型。ロデオドライブが高人気側に回り、アスクイキゴミが「前走1着→人気急騰逆風」を被る場合、両者の人気差次第で評価が変動。

  6. 【最大の判断ポイント】リアライズシリウス情報がフィルター外の朝日杯1〜3着組の取り扱いを悩ませる — リアライズシリウス(朝日杯5着)が皐月賞2着0.2差を記録した世代の高レベルから、フィルター外のカヴァレリッツォ(朝日杯1着→皐月13着)・アドマイヤクワッズ(朝日杯3着→皐月15着)の能力評価が問われる。過去10年「皐月10着以下→NHKマイル3着以内0頭」のフィルター厳守 vs 能力評価派の対立構造。詳細は§4-6参照。

5-3. 保留・追加検証事項


本スクリーニングは過去10年勝利分析(必須9条件)と荒れる構造分析(傾向)の双方向クロスリファレンスに基づく。HTML出力・予想印・馬券フィルター計算は別途指示があれば実施。